堂内裕治

（どううち ゆうじ）

英語名Peter Spielberg 　

ハンコアーティスト

介護福祉機器の営業マンや自動車部品のバイヤーをした後に、森林と林業を学ぶため脱サラして学生へ、そして41歳にしてハンコを独学にて学ぶ。時は2020年、河野太郎により「ハンコ廃止」が世間に発信され完全に逆流の中、2021年に開業。誰もが驚く中、堂内は至って冷静にこう語る、

「ハンコの発祥地はヨーロッパ近辺。そのヨーロッパに住んでいたこともあったので、日本に脱ハンコの波が来るのは時間の問題だと思っていました。だからと言って不要かと言えば、私は全くそう思いません。例えば表彰状。ハンコがついているものと、ついていないものとの違いを見れば歴然です。
一言で表現するなら、その差は“潤いの有無”です。サインでは産まれません、何かが違うのです。私はこれからのハンコはアートだと思っています。絵や書や音楽や舞踊などと同じ、なくても生きていけますが、人が生きていくのに潤いを与えるものだと思っているのです。私はハンコ大好き人間として、ハンコの魅力を国内のみならず、海外にも発信していきます。」

現在は、自然豊かな岐阜県美濃市に在住。自宅から徒歩5分の里山を整備し、晴れた日はそこでハンコ作りをしている。ちなみにテノール歌手、英語と数学の塾教師としての顔も持つ。